フリーランスエージェントのマージンを払うことは「悪」というイメージが強い方も多いですが実はそんなこともなかったりします。
ポイントを押さえていきましょう!
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フリーランスエージェントのマージンの割合は10%~20%前後
フリーランスエージェントのマージンは公表していない企業が多いです。
マージン率を公表しているいくつかの企業によりフリーランスエージェントのマージンを元に10%〜20%前後ではないかと言われています。
公表していないためざっくりとした数値しかわからないのが現状です。
もし不安な場合はマージン率を公表しているフリーランスエージェントに絞って利用することをおすすめします。
midworksなどのフリーランスエージェントを利用するとマージン率を提示しています。
フリーランスエージェントとしてはせっかく企業側とフリーランスを繋いだので長く働いて欲しいという思いがあります。
高マージンを設定すると以下のような事象が発生します。
- フリーランス:安い単価だから本気で仕事をしない。
- 企業側:高い単価なのに仕事をしっかりしてくれない。
- 結果、早い時期に契約解除。
このように高マージンにすることにより短期で契約解除になるリスクが増えるため通常のエージェントはぼったくるような高マージンは設定しません。
フリーランスエージェントのマージンと聞くと「ぼったくられる」ようなイメージが強いのですが心配しなくてよさそうですね。
フリーランスエージェントのマージンをケチったばかりに大損失【2つの失敗談】
フリーランスエージェントを使うべきだったと思った私の失敗談を2つまとめました。
フリーランスエージェントを使わず失敗1:仕事で無視をされモラハラを受ける
このケースはフリーランスエージェントを使わず業務委託として契約していました。
モラハラの内容は以下のとおりです。
- 契約後、仕事開始までは人当たりの良い企業。
- 仕事の単価も良い方だった。
- 仕事開始後、業務確認の連絡をしても無視される。
- 毎日何度も業務確認をしても無視されるため仕事が進まない。
- 業務確認の返事が来ても2、3日後。その分仕事が遅延。
- 「仕事が遅い」というレッテルが貼られる。
- 契約解除。
上記のようなトラブルでもフリーランスエージェントを通していると無視をされたタイミングで業務調整など調整をしてくれます。
フリーランスエージェントが第三者として入ることで潤滑油の働きをしてくれ企業とフリーランスと直接話をするよりも円滑に話を進めることができます。
フリーランスエージェント企業もしっかりとした資金がある企業が多いため企業側も下手なやり方をしてくることも少ないです。
フリーランスは契約後パワハラやモラハラを受けても雇用関係にある会社員とは違うため訴えることも難しいケースが多いようです。
世の中には業務委託の人をモノ扱いしている人も多くいるのが現実です。
そのハズレの企業と知らずに契約を結んだ場合「フリーランスなんだから言ったことをなんでもやれ」と指示を受け酷使されることもあります。
フリーランスエージェントにマージンを払うことにより企業のバックアップが付き立場を強化するなど対策を打つことができます。
フリーランスがパワハラやモラハラで精神や体を壊しても給料の保証もないのでリスクが大きいです。
精神状態を壊すと治すまでにも時間が掛かるので継続して収入を得るためにも、いざというときの体制は必要ですね。
フリーランスエージェントを使わず失敗2:会議室に呼ばれ交際を迫られる
これはフリーランスエージェントを通して起こった事例です。
フリーランスエージェントを通しておいてよかったと思った事例です。
事例は以下のとおりです。
- 業務委託の契約をし客先常駐で仕事をする。
- 常駐先企業の役職者に突然会議室に呼び出される。(プライベートの接点なし)
- 業務中に会議室で「付き合って欲しい」と言われる。
プライベートでも交流がありプライベートの時間に「付き合って欲しい」というのは普通の人間関係ですが職場のみの接点で業務中に交際を迫るのは問題があります。
このような場合はすぐにフリーランスエージェントがいると以下のような対処になります。
- フリーランスエージェントに事情を説明。
- フリーランスエージェントのほうで把握をし状況によって企業に連絡・対処。
このような事例はセンシティブなため状況によって細かく対処をしてもらえます。
フリーランスエージェントがいない場合、このようなケースも自分でなんとかする必要があり収入にも影響が出る可能性があるため大きなダメージになります。
相談できる相手がいるだけでも、いざというとき大きな支えになりますね。
例えば上記事例のようなトラブルで契約解除後、次の仕事までに間が空く場合の収入はゼロになります。
1ヶ月仕事がない状況ができるとそれだけでもフリーランスエージェントのマージンのほうが安くなる場合があります。
フリーランスエージェントのマージンをリスク回避のための費用として考えると安い計算にもなります。
【失敗したからわかる】フリーランスエージェントのマージンを払って得られる5つのメリット
フリーランスエージェントを利用することで得られるメリットもあります。そのメリットを5つにまとめました。
フリーランスエージェントのメリット1:営業活動をせず仕事&収入を得られる
フリーランスエージェントを利用する一番大きなメリットと言えると思います。
フリーランスエージェントを利用することで営業活動をせず仕事と収入をゲットできます。
例えば契約先を探すために企業訪問をするとします。
以下の条件でどれだけ費用がかかるでしょうか?
- 1日2社企業訪問。
- 1ヶ月行く。
企業訪問で1ヶ月仕事ができない状態で無収入となります。
その上、訪問するために交通費や企業に向かう予定の間で時間ができてしまい座るために日々カフェで数百円…。
1ヶ月を考えると万単位のお金が消えていきます。加え生活費も消えていきます。
フリーランスプログラマーが営業活動をしても企業側は足元を見られて契約に結びつかないケースも多々あります。
1ヶ月営業活動をしたからと言って仕事が取れるとも言えない状況になる人を多く見ました。
フリーランスには収入を得ることも大切ですし仕事をするためにも精神衛生を保つのもとても大切になります。
フリーランスエージェントを使って早くに仕事と収入を獲得するのは大きなメリットになります。
フリーランスエージェントのメリット2:単価交渉で企業に舐められない
フリーランスプログラマーはあくまで技術者であり個人事業主です。
企業側も足元を見て低単価を提示する企業も多くあります。
フリーランスエージェントを利用すれば営業のプロの方が上手に単価交渉もしてくれるため足元を見られることもありません。
単価交渉などの営業面はプロにおまかせをするのが安心できます。
フリーランスエージェントのメリット3:ハラスメントに対処してもらえる
フリーランスプログラマーで仕事をしていると企業によってはハラスメントと思われるようなことをよく耳にします。
例えば以下のような例です。
- 業務中、サーバールームにわざと閉じ込められた。
- 休日出勤をさせられみんなの前で怒鳴られる。
- フリーランスだからと無理な仕事を押し付けられる。
- 仕事の説明なしに丸投げされる。
上記のようなフリーランスが仕事をするにあたって業務をスムーズに遂行できない状況になった場合、企業の現場の方との交渉をフリーランスエージェントがしてくれます。
このような無茶なことをやる企業を相手に現場のフリーランスが直接言うと火に油を注ぎかねないためフリーランスエージェントの第三者が入ることで円滑に話を進めることができます。
安定して継続した仕事と収入を得るためにフリーランスエージェントが潤滑油になってくれるのは大きなメリットですね。
フリーランスエージェントのメリット4:未払いのリスクを下げることができる
フリーランスで仕事をしていると悪い企業に当たることもあります。
「仕事をして納品後に支払いされない」「途中で企業が潰れて支払いされない」などよく耳にします。
フリーランスエージェントは大手が多く資金力もあります。フリーランスエージェントを利用すれば支払い元はフリーランスエージェントになるため支払いのリスクも減らすことができます。
働いたのに支払われないという不当なトラブルを避けるためにも大きなメリットになりますね。
フリーランスエージェントのメリット5:福利厚生や交通費支給などがある
フリーランスエージェントにもよるのですが社員と同等に働けるよう福利厚生などがあるエージェントもあります。
交通費支給のサービスがあると契約中に企業の場所が移転した場合、交通費の支払いが増えるケースがあるのですがその際に役立ちます。
またエンターテイメントの割引などがあると休日のお出かけで映画館やホテルやマッサージなどで利用ができます。
仕事と直接関係ない部分ですがリフレッシュのためには大きく役立てることができます。
私はジムの割引を使って仕事終わりや休日に安くジムに通っていました!
上手に活用すれば節約にもなりますよ!
【上手に活用】フリーランスエージェントのマージンを多く搾取されないための必須対策
フリーランスエージェントを利用するメリットなどはたくさんあることはわかったのですが「マージン費用は極力抑えたい」が本音だと思います。
フリーランスエージェントに多くマージンを取られすぎないために必ずやっておきたい対策があります。
必須対策は「複数社のフリーランスエージェントを利用しましょう!」
シンプルですがこれだけです。フリーランスエージェントに自分の企業しか利用していないと思われると競合もいないため価格競争も起きません。
例えば以下のようなケースになります。
- Aエージェント「XX社で60万円で仕事が取れそうです。」
- Bエージェント「YY社で63万円で仕事が取れそうです。」
このような場合、お互いのエージェントに単価を伝えるとAエージェントはマージンを削って少し高く出してくる可能性もあります。
これは状況にも大きく関わるため必ずではないのですが多くの人が取っている対策です。
できる範囲で上手に交渉をしていきましょう。
【まとめ】フリーランスエージェントはマージン料の割に高くない!
最後にフリーランスエージェントのマージン料についてまとめました。
- 仕事獲得のため営業活動の経費を考えると安く済む。
- 支払いトラブルのリスクを下げることができる。
- ハラスメントトラブルにも対処してもらうことができる。
- 単価交渉なども円滑にしてもらえる。
フリーランスエージェントでも高単価を扱っているエージェントを複数利用することをおすすめします。
私が利用した中でも対応がよく高単価な案件が多かったエージェントを3社選びました。
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- レバテックフリーランス … 高単価案件多数!サポートも丁寧で安心!
- ギークスジョブ…高単価案件多数!週3、4日など柔軟な案件!
- midworks… 高単価案件多数!会社員と同じサポートを目指す良心的企業!
どちらも単価も高く対応も丁寧でやり取りもしやすいエージェントです。
まず複数登録をして案件を探してマージンを上手に押さえていきましょう!